どん底院長奮闘記

接骨院を営む院長がある日突然心不全に… 一変する生活!

現在の仕事と生活

退院後しばらくして、接骨院を再開しましたが、医師の指示により以前の様な治療は出来ず、方針転換を余儀なくされました。

f:id:noriaki551:20171124192609j:image

入院前は一般的な接骨院として、健康保険を使っての治療が主体で、治療内容も電気治療後のマッサージとストレッチ、運動療法とテーピング治療等といった、ごくごく普通のメニュー内容をこなしておりました。

健康保険の取り扱いによる治療は、患者様にかかる金銭的な負担も少なく安定した経営ができますが、一方で数をこなさないと利益につながりません。この数をこなすという事と、マッサージや運動療法による身体への負担が問題です。

再開にあたり、保険の取り扱いを限定的なものにする他に自分の身体を守る方法が無くなりました。

もともとあん摩マッサージ指圧の免許を持ち、マッサージを主体とする治療所に勤めた経験から、治療内容もマッサージが主で、私の治療を受けにくる患者様の多くがそれを求めている人が殆どで、その部分を切り捨てるという事は、死活問題であり経営の破綻と明日からの生活に直結するものでした。

「今までのような仕事はできません!事務職か何か心臓への負担の少ない仕事を探してください」入院直後に医師から告げられた宣告とも言える言葉です。

唯一の救いは、日に日に悪化する柔道整復師を取り巻く現状と経営状態、肉体的な限界を感じ、保険治療からの脱却し自費治療に移行すべく新しい治療手技の習得を昨年の春(平成28年)より開始していた事です。

最悪の状況ではありますが、良い機会だったともいえます。このような事でもないと何時までも現状に甘んじ、次の段階に移行出来なかったかもしれません。

グズグズしてるところ尻を思いっきりドロップキックされた感じです(笑)

現在は自費治療による骨盤矯正や整体治療と一部自賠責保険による交通事故の取扱い、スポーツや生活で起こる純粋な新鮮外傷による捻挫、打撲、肉離れに対しての保険治療を行っています。

しかし二か月近く院を閉めていたとこへ保険取扱いを限定的にした事は現実問題として厳しく、接骨院だけで食べていく事はできません。

先日から午前中だけ、近くの通所型介護施設において機能訓練指導員の業務につき、午後から自院の接骨院を行っているのが現状です。